メイド喫茶はキャバクラではありませんっ!
私が「メイド喫茶」というものの定義を誤解している人に、声を大にして叫びたいことがあります。それは、「メイド喫茶はキャバクラではありませんっ!」ということです。
実はこの誤解が時たま少々面倒なクレームになってしまうことがあります。よく多いのが、「お気に入りの子を指名したい」というご要望です。
メイドとしては嬉しいけど無理です
メイド喫茶では、たとえばお気に入りの子と2ショットチェキを取れたり…ということはイベントやポイントカードの特典などではちらほらありますが、基本的に特定の子を指名して接客するという体制のお店ではないので、指名制度というのはないのです。お隣に座ってお酌をして…という接客もできません。
私が働いていたお店でも、これに関連したクレームがたまにありました。「あの子を指名したいのに、なんでできないのか?」「指名するのに料金が必要なら払うから…」「わざわざ○○ちゃんに会いに来ているのに、今日は自分のテーブルにはほとんど来てくれなかった」などなど。
お気に入りの子がいて、その子に会いにお店に通ってくれるということは、メイドにとってはとても嬉しいことです。
でも、残念ながら、メイド喫茶は言ってしまえば「ウェイトレスさんがメイドの格好をして、その非日常的な空間を楽しむための飲食店」に過ぎないので、ご指名というかたちでその思いにお応えすることはできないのです。
このようなクレームがたくさん続いてしまうと、残念ながらお店側も体制を変えることはできないので、そのお客さんをお断りせざるを得ないかたちにもなってきてしまいます。
メイド喫茶はキャバクラではないので、指名や隣に座ってのお喋りはできないけれど、その分キャバクラよりも気軽に通えて非日常的空間を楽しめるところなのではないかと私は思っています。
どうしても好きなメイドさんと話したければ
とはいえ、やはり通っていれば可愛いお気に入りメイドさんが気になってしまうもの。仲良くなったら、ぜひメイドさんに出勤の予定を聞いてみましょう。基本的には皆決まっている範囲では教えてくれるはずなので、その日に合わせてお店に来てくださると、メイドさんもとても嬉しいものです。
ただ、偶然にもその時間帯が混んでいたりすると、なかなか特定のお客さんのところで長くお喋りをしたりすることはできないかもしれません。メイドさんも自分のために来てくれたということは分かっているので、もどかしく思っています。
なので、「忙しいのかな」と察してぜひ見守ってやってもらえると嬉しいです。それでもまた次の出勤予定は教えてくれるはずなので、また次に期待して来てもらえるとメイドさんはとても喜びますよ。
ぜひ、キャバクラとは混同しないで、メイド喫茶を楽しんでくださいね。そんなクレーマーさんと会ってしまうと、メイド自身もとても悲しいので…。
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