お料理の味よりもぜひ「萌え」に期待して
ときどきメイド喫茶の口コミで「料理がまずい」という言葉を耳にします。
もちろん、メイド喫茶も飲食店の一つである以上、お客様にはおいしいお料理をお出ししたいという姿勢でいることには間違いありません。
ですが……飲食店とはいえ、メイド喫茶。皆さんお料理の味よりも、メイドさんとお話することをメインに期待してご来店してきてくれているはずです。
私がいたお店を前にネットで検索していたときに、こんな口コミを見かけました。
「メイドは可愛いけど、料理は食べられたものじゃない。ファミレス以下」。私はその口コミを見て、自分もお店の人間として申し訳ない気持でいっぱいになりましたが……後日他のお店のメイドさんもあわせて大勢で飲みに行く機会があったので、そのことを話しました。
話を聞いてみると、やはりどこのお店でもお料理の味に対するクレームはさまざまあるようでした。美味しいと絶賛されることもあれば、一方ではまずいと酷評される。価格相応のものを提供しているつもりではあっても、味について好みはさまざまですし、そもそも安物の料理を提供することがまずありえないという考え方の人もいらっしゃいます。
正直な話
もちろんそのように、料理の味についてお叱りをいただいたときは誠意を持ってこちらもお詫びをしていますが、やはりメイド喫茶である以上は「お料理以上にまず、“萌え”に期待してください!」と正直言いたいところではあります。開き直るわけではありませんが…。
なので、特に私がいたお店では、お料理の味に対するクレームが来たら、「お料理の味が気になってしまうくらい、メイドとの会話などでお客様を楽しませてあげられなかった、自分たちが悪い」と考えるようにしていました。
ただ、もちろん私たちも飲食店に勤務するものとして持つべきプライドはもちろん持っていますから、お料理も美味しいものをぜひ提供したいと思っています。でも、メイド喫茶に遊びに来た以上は、ぜひぜひお料理の味以上に、そこで味わえる「非日常空間」に期待をしてくださいね、というのが本音のところなのです。
メイドさんとのおしゃべり目的で来てくれると嬉しい
まあ…かなり裏話的なことを暴露してしまえば、特に私がいたお店はお料理もほとんどがレンジでチンしてお出しするような簡素なものが多かったので……正直お料理の質を上げてくれと言われてしまうともうなんとも言えない感じだったりします。
なので、メイド喫茶なのでぜひ、メイドさんとおしゃべりすることに期待して遊びに来てほしいかなっていうところではあります…!
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